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J-GLOBAL ID：201302250033066741   整理番号：13A0528512

新規機能性酸窒化物セラミックの合成,構造および特性

Synthesis, structure and properties of new functional oxynitride ceramics

著者 (1件)： MASUBUCHI Yuji (Fac. of Engineering, Hokkaido Univ.)
資料名： Journal of the Ceramic Society of Japan  (Journal of the Ceramic Society of Japan)
巻： 121  号： 1410  ページ： 142-149 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： F0382A  ISSN： 1882-0743  CODEN： JCSJEW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クエン酸法により得た非晶質金属酸化物前駆体の窒化により,新規金属炭窒化物を作製した。それらの結晶構造,特にO/N分布および局所結合特性を,中性子回折,X線吸収及び透過型電子顕微鏡を用いて解析し,電気的性質と光学的性質を調べた。SrTaO₂Nでは,結晶構造の精密化から,シス-TaO₄N₂八面体の短範囲O/N秩序と局所傾斜は異常に大きな誘電率をもたらすことが示唆された。SrCO₃添加剤で緻密なセラミックが焼結し,室温で約1×10⁴の優れた誘電率を示した。ガリウム酸窒化物ナノワイヤの新規二相ウルツ鉱および閃亜鉛鉱型構造が透過型電子顕微鏡を用いて観察された。成長まま長尺ガリウム酸窒化物ナノワイヤは,陰極線ルミネセンススペクトルにおいて4.3eVの固有幅広紫外発光を示した。magnetoplumbite構造を有する新規酸窒化物蛍光体は,結晶構造中の2種類のアニオンにより誘起した2つの結晶サイトにEu²⁺サイトが分割したため,ピーク分裂した光ルミネセンス発光を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *機能性セラミック ,  酸化物 ,  窒化物 ,  *化学合成 ,  *微細構造 ,  結晶構造 ,  窒化 ,  元素 ,  分布 ,  中性子回折 ,  X線吸収 ,  電子顕微鏡観察 ,  *電気的性質 ,  *光学的性質 ,  タンタル化合物 ,  ストロンチウム化合物 ,  格子定数 ,  構造 ,  誘電率 ,  ガリウム化合物 ,  陰極線ルミネセンス ,  紫外発光スペクトル ,  光ルミネセンス ,  焼結 ,  助剤 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸
準シソーラス用語： 酸窒化物 ,  微細組織 ,  元素分布 ,  透過型電子顕微鏡法 ,  局所構造 ,  巨大誘電率 ,  焼結助剤 ,  走査電子顕微鏡法

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

物質索引 (1件)： クエン酸

引用文献 (86件)：

• 1) R. Marchand, Y. Laurent, J. Guyader, P. L’Haridon and P. Verdier, J. Eur. Ceram. Soc., 8, 197–213 (1991).
• 2) R. Marchand, “Handbook on the Physics and Chemistry of Rare Earths”, vol. 25, Ed. by K. A. Gschneider Jr. and L. Eyring, Elsevier, Amsterdam (1998) pp. 51–99.
• 3) R. Marchand, F. Tessier, A. L. Sauze and N. Diot, Int. J. Inorg. Mater., 3, 1143–1146 (2001).
• 4) F. Tessier and R. Marchand, J. Solid State Chem., 171, 143–151 (2003).
• 5) R. J. Xie, N. Hirosaki, K. Sakuma, Y. Yamamoto and M. Mitomo, Appl. Phys. Lett., 84, 5404–5406 (2004).

タイトルに関連する用語 (3件)： 機能性 ,  酸窒化物 ,  セラミック