文献

J-GLOBAL ID：201302250177733505   整理番号：13A0732829

調査地域の観光活動に対する研究者の意識調査-マレーシア自然保護区の事例

著者 (2件)： 井口恵理子 (首都大学東京 都市環境) ,  沼田真也 (首都大学東京 都市環境)
資料名： 日本生態学会誌  (Japanese Journal of Ecology)
巻： 63  号： 1  ページ： 133-140  発行年： 2013年03月30日 
JST資料番号： G0845B  ISSN： 0021-5007  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生態学的研究の対象となる地域の多くは国立公園などの保護地域に指定されており,生態学者だけではなく,多くの人々にとって魅力的な土地である。生態学と観光の関連を論じた研究はほとんどないが,調査地域の観光に対する開放が進むと,環境教育,地域との交流,レクリエーション場所の提供につながると考えられる。観光客にとっても魅力がある保護地域の開放性を高め,観光を通じて研究者が観光客に対して研究成果を伝えることができれば,研究者と社会の間の有効な科学コミュニケーションの一つとなる可能性がある。ここでは,調査地域の観光活動に対する研究者の意識調査,メリット,デメリットを検討したが,今後は観光客の研究サイトにおける観光への意識を把握できれば,新たな科学技術コミュニケーションの一形態を開発できると考えられる。

シソーラス用語： *生態学 ,  *観光 ,  *地区 ,  *意識調査 ,  環境教育 ,  レクリエーション地区 ,  コミュニケーション
準シソーラス用語： *自然保護区 ,  植物生態学

分類 (2件)： 生態学一般  (EE01010I) ,  観光,レクリエーション  (RD04030J)

引用文献 (10件)：

• BACKHAUS, N. Tourism and Nature Conservation in Malaysian Nature Parks. 2005
• イーグルス PFJ. 自然保護とサステイナブル・ツーリズム 実践的ガイドライン. 2005
• 市栄智明. ランビル・ヒルズ国立公園. 日本生態学会誌. 2009, 59, 227-232
• 金森朝子. ボルネオ島ダナムバレー森林保護区における野生オランウータン調査地. 霊長類研究. 2006, 22, 51-56
• 木下万里. 自然資源を有する研究機関の一般公開に関する一考察. 観光科学研究. 2011, 4, 83-87

タイトルに関連する用語 (8件)： 調査 ,  地域 ,  観光 ,  活動 ,  研究 ,  意識調査 ,  マレーシア ,  自然保護区