文献

J-GLOBAL ID：201302250585320731   整理番号：13A0284432

水田から下水処理場までの一貫体系の構築による下水汚泥と稲わらの混合消化技術の開発

著者 (4件)： 渋川洋 (長岡技科大) ,  姫野修司 (長岡技科大) ,  小松俊哉 (長岡技科大) ,  藤田昌一 (長岡技科大)
資料名： 再生と利用  (下水汚泥資源利用協議会誌)
巻： 37  号： 138  ページ： 12-18  発行年： 2013年01月15日 
JST資料番号： L7115A  ISSN： 0387-0332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新潟県における稲わら利活用促進と再生可能エネルギー増産を目的とし,下水汚泥と稲わらの混合嫌気性消化によるバイオガス化の技術開発の現況を報告した。稲わらは食糧と競合せず,常温長期保存が可能な優れたバイオマスといえる。浄化センターで常温混合嫌気性消化を行うに必要な稲わらを産出する水田面積を確かめ,稲わらの収集・運搬・改良の流れの実態調査から,実行可能な各工程の所要時間を求めた。また,浄化センターにパイロットプラントを設置し,汚泥単独系,可溶化稲わら混合系,酵素可溶化稲わら混合系の3系列の実証実験を継続している。その実証実験の運転条件と実験フローを示し,消化槽の運転条件と投入基質の性状,バイオガス発生量の推移,安定期間における消化成績を示した。

シソーラス用語： *嫌気性処理 ,  *稲藁 ,  *バイオガス ,  技術開発 ,  水田 ,  資源回収 ,  作業時間 ,  パイロットプラント ,  実証実験 ,  比較試験 ,  運転管理 ,  容量 ,  新潟県 ,  下水汚泥
準シソーラス用語： 下水スラッジ ,  ガス発生量

分類 (3件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  資源回収利用  (SC05060V) ,  農業廃棄物の利用  (FB07050I)

引用文献 (8件)：

• 1) 佐賀清崇、芋生憲司、横山伸也、藤本真司、柳田高志、美濃輪智朗:バイオエタノール生産に向けた稲わら等の収集運搬作業体系に関する研究エネルギー・資源学会誌、29(6)、8-13(2008)
• 2) 新潟県農林水産部農業総務課政策室、バイオマスにいがた構想(2004)
• 3) 農林水産省生産局畜産部畜産振興課、飼料作物関係資料、p84(2006)
• 4) A.Watanabe,Y.Satoh,and M.Kimura:Estimation of the increase in CH4 emission from paddy soils by rice straw application.Plant Soil,173,225-231(1995)
• 5) 気象庁、気象統計情報、気象庁HP

タイトルに関連する用語 (8件)： 水田 ,  下水処理場 ,  体系 ,  構築 ,  下水汚泥 ,  稲わら ,  混合消化 ,  開発