抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「名水を訪ねて」の連載が100号を超えたこともあり,25年前に訪ねた名水を再訪し,当時の調査結果との比較を行うこととした。再訪した名水は,阿蘇カルデラ内を網羅する31地点の湧水などである。25年間でカルデラ内の定住人口は減少したが,世帯数や住宅地,また観光客数は増加している。水質調査データを過去と今回で比較すると,pHについては多くの地点で値の上昇がみられたが,電気伝導度は同程度の値を示していた。主要溶存成分の陰イオンについては過去と今回で大きな差異は認められず,人為的な汚染の指標となる硝酸イオンの増加もみられなかった。陽イオンについても経時的な差異はあまり認められず,湧水の水質状態は変化なく維持されていることが窺えた。