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J-GLOBAL ID:201302251033951806   整理番号:12A1812029

皮性二条オオムギにおける退色粒の発生要因と評価法

Establishment of an evaluation method for discolored grain in two-rowed hulled barley
著者 (5件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 50-56 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: L3581A  ISSN: 1344-7629  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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降雨により穀皮の色褪せを伴う退色粒は,皮性二条オオムギにおいて重要な被害粒の一つである.そこで,退色粒について発生要因の解明と評価法の確立を試みた.退色粒の発生要因を解明する目的で過去10年間における二条オオムギについて穀粒の色相(L*値:明度,a*値:赤み度,b*値:黄色み度)と,黄熟期前2週間から黄熟期までの2週間及び黄熟期から収穫期までの2週間のそれぞれの積算降水量との関連について検討した.その結果,黄熟期前2週間から黄熟期までの積算降水量と穀粒のL*値,a*値,b*値はそれぞれ相関が無く,黄熟期から収穫期までの積算降水量と穀粒のL*値及びb*値は負の相関が認められ,この期間の降雨により退色粒が発生することが明らかになった.黄熟期に達した31品種・系統の切り穂を用いて,湿度100%,温度20°C,4日間の高湿処理を行った高湿処理区と高湿処理を行わない無処理区における穀粒のL*値及びb*値の差(退色程度:無処理区-高湿処理区)は,自然条件により発生する退色程度と正の相関があり,高湿処理による退色程度の評価は自然条件における退色粒を再現できることが明らかになった.以上の結果から,皮性二条オオムギにおける退色粒は,黄熟期から収穫期までの降雨により発生し,黄熟期の切り穂に対する高湿処理により退色程度の品種間差を評価でき,退色耐性系統の選抜に利用できると考えられた.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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麦  ,  植物の生理的障害一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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