文献
J-GLOBAL ID:201302252948149943   整理番号:13A0784190

堆積岩キャップロック中の粘土鉱物の変質及び地熱探査における利用:Amiata山の事例

Alteration of clay minerals in a sedimentary caprock and its use in geothermal prospecting: an example from Mt. Amiata
著者 (5件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 37-58  発行年: 2013年03月 
JST資料番号: B0359A  ISSN: 0009-8558  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
イタリア中部,トスカーナ州のアミアータ火山地域には1km以下の深度でも温度が100°Cを超える活発な地熱地帯が存在し,地熱地帯を覆うPalombini頁岩層は熱水変質作用によって粘土化している。本研究では粘土鉱物を分離し,X線粉末回折法による鉱物組成分析を行なった結果,グループ1:イライト+イライト-スメクタイト±K-Na雲母+緑泥石,グループ2:イライト+イライト-スメクタイト+緑泥石+カオリナイト,グループ3:イライト+イライト-スメクタイト+緑泥石+緑泥石-バーミキュライトの3種類の粘土鉱物組み合わせから成ることが明らかにされた。カオリナイトと緑泥石-バーミキュライト混合層鉱物が二次鉱物として産することから,”カオリナイト”変質作用と”緑泥石-バーミキュライト混合層”変質作用という二つの全く異なった変質作用の存在が特徴的である。”カオリナイト”変質作用は大部分が噴気孔やガスの浸透が多く分布する火山体の周囲に見られる。”緑泥石-バーミキュライト混合層”変質作用はPalombini頁岩層に限られ,浅い地熱リザ-バーから上昇してくる熱水の循環によってPalombini頁岩層が変質して生成した可能性が高い。熱水の組成から判断して,Saturnia温泉の熱水が最も有力な候補と考えられる。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
珪酸塩鉱物  ,  火山地質学一般 

前のページに戻る