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J-GLOBAL ID：201302253754910828   整理番号：13A0780149

特定の目的に適合するSnO₂ナノ結晶の水熱成長

Hydrothermal Growth of Tailored SnO₂ Nanocrystals

著者 (7件)： SATO Kazuyoshi (Gunma Univ., Gunma, JPN) ,  YOKOYAMA Yohei (Gunma Univ., Gunma, JPN) ,  VALMALETTE Jean-Christophe (Univ. du Sud Toulon Var, La Garde, FRA) ,  VALMALETTE Jean-Christophe (IM2NP (UMR 7334), CNRS, La Garde, FRA) ,  KURUMA Kazuo (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  ABE Hiroya (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  TAKARADA Takayuki (Gunma Univ., Gunma, JPN)
資料名： Crystal Growth & Design  (Crystal Growth & Design)
巻： 13  号： 4  ページ： 1685-1693  発行年： 2013年04月 
JST資料番号： W1323A  ISSN： 1528-7483  CODEN： CGDEFU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水酸化テトラメチルアンモニウムN(CH₃)₄OH(TMAH)の存在する150°Cの水熱状態でSnO₂ナノ結晶の成長過程を系統的に研究した。その結果,塩基性溶液中でN(CH₃)₄⁺によってSnO₂ナノ結晶表面をキャッピングすると,水溶液中のナノ結晶の分散,サイズ,形,格子欠陥および自己集合構造の形成に強い影響を与えることがわかった。塩基性溶液中で成長したSnO₂ナノ結晶が一定サイズの立方体になるのはN(CH₃)₄⁺が高いエネルギーの(001)面を優先的にキャッピングして表面エネルギーを減らし,さらに安定な(110)面にした結果であると考えられる。異方性のキャッピングによって一次ナノ立方体は非常に強い塩基性溶液中で直接自己集合して超構造の立方体を形成する。またこのTMAHを用いるキャッピングによってバルク結合水と同様に表面水和層は減少した。有機配位子を使用して結晶表面をキャッピングしてからナノ結晶を水熱成長させるこの方法は多種多様な目的に適合するナノ結晶の設計合成に有効である。

シソーラス用語： 塩化スズ ,  水溶液 ,  加水分解 ,  *酸化スズ ,  *ナノ結晶 ,  水熱合成 ,  結晶成長 ,  被覆 ,  ファセット ,  選択性 ,  *結晶粒度 ,  *結晶形態 ,  格子欠陥 ,  自己組織化 ,  立方晶系 ,  表面エネルギー ,  水和 ,  水酸化ナトリウム ,  水酸化カリウム ,  X線回折 ,  pH依存性 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  電子顕微鏡観察 ,  Ramanスペクトル ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム

分類 (3件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  酸化物の結晶成長  (BK13050I) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

物質索引 (2件)： テトラメチルアンモニウムヒドロキシド ,  テトラメチルアンモニウム

タイトルに関連する用語 (3件)： ナノ結晶 ,  水 ,  成長