近年,Micro Total Analysis Systems(μ-TAS)の研究開発が盛んに行われている。しかし,現状では反応・分析部は小型化されているが,マイクロ流体を効率的に分注・供給可能な装置の小型化は遅れている。そこで,高耐圧下でマイクロ流体を効率的に分注・供給できる1入力多出力に切換え可能なマイクロバルブを開発してきた。これはロータリ機構を有し,ソレノイド外部設置型で10出力の切換えと耐圧500kPaを実現してきた。しかし,アクチュエータが外部設置となっていたため,実用化のステップとして,2種類の内蔵モデルを検討・開発した。(著者抄録)