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J-GLOBAL ID:201302256189443721   整理番号:13A0604448

安室川(兵庫県上郡町)に生育する淡水産紅藻チスジノリ(Thorea okadae Yamada)の生活史と季節変化

Life history stages and seasonality of a freshwater red alga Thorea okadae Yamada (Thoreales, Rhodophyta) in the Yasumuro River, Kamigori, Hyogo Prefecture, Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 1-5  発行年: 2013年03月10日 
JST資料番号: Y0347A  ISSN: 0038-1578  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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兵庫県上郡町の千種川水系・安室川における2004年1月の調査で,環境省レッドデータブックで絶滅危惧II類に分類されているチスジノリの配偶体が9年ぶりに確認され,胞子体による無性生殖のみで個体が維持されてきた可能性が示唆された。2004年1月~2010年12月の調査をもとに安室川における配偶体による有性生殖と胞子体による無性生殖の状況を示し,安室川のチスジノリ保全にとって重要な要素を生活史の観点から考察した。5月の果胞子の生産量と9月以降の配偶体の出現数には関係が認められず,果胞子から生長した胞子体はすぐに配偶体を形成するのではなく,何らかの誘発要因がない限り無性世代を継続すると推定された。夏期における大規模な洪水(日平均流量約60m3/s)がその年の本種の配偶体の出現数を増加させる傾向が認められた。礫に付着する懸濁物や他の藻類が洪水で一掃されたことにより本種の胞子体が増殖する機会を得たためと考えられた。安室川のチスジノリでは配偶体による有性生殖は不定期に行なわれ,胞子体の無性生殖により個体群が維持されていると考えられた。本種の胞子体の生育が維持できる環境の保全が不可欠である。
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分類 (4件):
分類
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海藻類  ,  植物生態学  ,  植物に対する影響  ,  発生,成長,分化 
引用文献 (9件):

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