抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コンピュータを利用したコミュニケーションの支援を目的に,以前の温感情報に加え冷感情報を呈示しユーザーの主観評価に与える効果を検証した。温・冷感情報を呈示するデバイスとして,温度制御機構を備えたペルチェ素子を装着したトラックボールマウスを作製した。このマウスで温度情報を組み込んだ画像をクリックするとペルチェ素子を通じて情報が伝えられる。主観評価への効果を料理の写真を対象に20歳の男女11名を実験参加者としてシェッフェの一対比較法により調べた。一般に常温より高い温度で食べる料理は温感を,低い温度で食べる料理は冷感を付与した方が,付与しない場合より有意においしそうに感じた。また本来の適温と逆の温度情報を付与するとまずそうに感じた。つまり掌を介した温・冷感情報の知覚がユーザーの主観評価に有意に影響を与えることが確認できた。