抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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FBR型原子炉や産業機械装置などの安全性を確認するためには,液体金属内におけるキャビテーション侵食に関する研究が,非常に重要である。しかしながら,その液体金属内におけるキャビテーション侵食に関する研究は,水中における研究と比べて,極めて少ない。本研究では,その温度が液体金属内におけるキャビテーション侵食に及ぼす効果について明らかにする。液体金属内の高温におけるエロージョン試験を行うために,キャビテーション侵食試験装置を開発し,また,安定した試験性能を実現できることを確認した。その試験液体を,鉛-ビスマス合金とし,また,その試料を,9CrとSUS304鋼によって作製した。その結果から,「そのキャビテーション侵食率は,温度の上昇に伴って増加し,そして,約70°Cの相対温度(その相対温度を,その凍結温度において,0°Cと定義し,また,沸騰温度において,100°Cと定義した)において,ピーク値に達した」ことを明らかにした。そのエロージョン率の予測を,ナトリウムにおいて論議した。「ナトリウム内でのエロージョン率は,鉛-ビスマスと脱イオン水の間のエロージョン率の半分である」と推定した。鉛-ビスマス合金(PbBi)内において,キャビテーション侵食試験を行った。そのエロージョン率は,6.3~65.5°Cの相対温度範囲内の温度に伴って増加する。相対温度の1°Cごとの増加によって,PbBi内におけるエロージョン率は,10°Cから40°Cまでにおいて,3~4%増加した。1°Cごとの増加によって,PbBi内におけるエロージョン率は,40°Cから50°Cまでにおいて,6~7%増加した。ナトリウム内におけるエロージョン率の予測方法について論議した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.