抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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小型のUSB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリは紛失や盗難の危険が高く,研究室データの安全な保管先としてクラウドストレージサービスMobile Me iDiskを利用してきた。本論文では,前記サービスの終了に伴い,次のような観点で新しいクラウドストレージサービスの選定を行った。具体的には,1)複数のパソコン間でのデータ共有,2)アクセスのしやすさ,3)アップロード速度の速さ,4)無料で提供されるディスク容量の大きさを考慮した。まず,パソコン用の専用ソフトウェアを導入することで1)を実現できる日本語対応サービスとして,i)Dropbox,ii)Google Drive,iii)SkyDrive,iv)SugarSyncについて2)を検討したところいずれもメニューバーやデスクトップから簡単にアクセスできた。次に,1ファイルあたり500kB~3.0MBのデジカメ写真合計200MBのファイルに関する3)について比較したところii),i),iii),iv)の順番で速かったが,ii)ではクライアントパソコンとクラウドストレージの同期のタイミングが一定しなかった。また,4)はiii),ii),iv),i)の順番で大きく,3)の結果と合わせるとiii)が適当であることがわかった。さらに,保有するデータ容量のうち頻繁に使用するデータは3)が速いi)が適当なことを示した。