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J-GLOBAL ID：201302258777488254   整理番号：13A0075981

量子カスケードレーザでの能動領域の設計

Active-region designs in quantum cascade lasers

著者 (1件)： ZASAVITSKII I. I. (P.N. Lebedev Physics Inst., Russian Acad. Sci., Moscow, RUS)
資料名： Quantum Electronics  (Quantum Electronics)
巻： 42  号： 10  ページ： 863-873  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： D0044C  ISSN： 1063-7818  CODEN： QUELEZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 量子井戸をカスケードに接続した量子カスケードレーザでは,量子井戸のバリアの形状などで放射性や非放射性の遷移が変化し,特性温度,光強度,エネルギー変換効率などが変化する。このため,性能に影響する能動領域の設計が重要となる。本論文では,量子カスケードレーザでの能動領域の設計について検討した。能動領域の設計が多様な放射遷移に及ぼす影響を詳細に調べた。垂直バンド,斜めバンド,ミニバンド,主要バンドでの電子遷移を考慮した。ここで,レーザ発振に関与する準位において,低位レーザ準位は非放射遷移で減衰するものと仮定した。非放射遷移として束縛状態から連続状態への一光子遷移や二光子遷移を考慮した。この設計法を詳細に説明した。この結果,能動領域の設計ではエネルギーダイヤグラムを最適化することで,量子カスケードレーザの特性を向上できることが分かった。出力パワー,放射帯域幅,特性温度,効率などが向上した。

シソーラス用語： *量子井戸レーザ ,  カスケード過程 ,  エネルギー変換効率 ,  二光子遷移 ,  レーザ発振 ,  無放射遷移 ,  エネルギー準位 ,  束縛状態 ,  電子遷移 ,  帯域幅 ,  光学設計 ,  *量子カスケードレーザ
準シソーラス用語： 能動媒質 ,  非放射遷移 ,  連続状態

分類 (1件)： 半導体レーザ  (BD04070L)

タイトルに関連する用語 (3件)： 量子カスケードレーザ ,  能動領域 ,  設計