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J-GLOBAL ID:201302259720366124   整理番号:13A0057872

VLBI位置天文に基づく天の川銀河の基本パラメータ

Fundamental Parameters of the Milky Way Galaxy Based on VLBI Astrometry
著者 (40件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 136.1-136.13  発行年: 2012年12月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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VERA,VLBA,及びEVNを用いて求められた52の銀河系メーザ源のVLBI位置天文に基づき,わが銀河の基本パラメータを決定するための解析を行った。銀河中心距離R0,LSRでの角回転速度Ω0,銀河回転に関する線源の平均特異運動(Usrc,Vsrc,Wsrc),回転曲線形状指数,及び太陽特異運動のV成分V(太陽)を含むわが銀河の構造のモデルを作成した。Markov連鎖モンテカルロ法に基づき銀河中心距離はR0=8.05±0.45kpcになるように5%レベルで制限されることが分かった。誤差範囲は統計誤差と系統誤差の両方を含む。また,線源の特異運動の2つの成分UsrcとWsrcは銀河回転速度に比べてかなり小さく,Usrc=1.0±1.5kms-1とWsrc=-1.4±1.2kms-1になることが分かった。回転曲線の形状は4kpcと13kpcの銀河中心半径の間で基本的に平坦であることが分かった。その一方でVsrcとV(太陽)の間に線形関係Vsrc=V(太陽)-19(±2)kms-1があることが分かった。これはVsrcの値が採用したV(太陽)の値に完全に依存することを示唆している。太陽近傍での回転速度に関してΩ0とV(太陽)の間に強い相関が存在することも分かった。Ω(太陽)≡Ω0+V(太陽)/R0として定義される太陽の角速度Ω(太陽)は最良推定値Ω(太陽)=31.09±0.78kms-1kpc-1に制限できることを示した。これは,R0の上記値と最近の決定V(太陽)~12kms-1を採用するならばΘ0=238±14kms-1に対応する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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星雲  ,  宇宙線起源 
引用文献 (59件):
  • Ando, K., et al.2011, PASJ, 63, 45
  • Asaki, Y., Deguchi, S., Imai, H., Hachisuka, K., Miyoshi, M.,& Honma, M.2010, ApJ, 721, 267
  • Aumer, M.,& Binney, J. J.2009, MNRAS, 397, 1286
  • Bartkiewicz, A., Brunthaler, A., Szymczak, M., van Langevelde, H. J.,& Reid, M. J.2008, A & A, 490, 787
  • Bobylev, V. V.,& Bajkova, A. T.2010, MNRAS, 408, 1788
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