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J-GLOBAL ID:201302261979991382   整理番号:13A0981147

引抜加工-時効処理したFe-36wt%Niインバー合金の格子欠陥と,硬さ,熱膨張に及ぼすC,Vの影響

Lattice Defects of Cold-drawn and Aged Fe-36wt%Ni Alloys and Effects of Additions of C and V on Hardness and Thermal Expansion
著者 (5件):
資料名:
巻: 99  号:ページ: 380-389 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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架空送電線用インバー合金芯線は線材の引抜加工と熱処理の組み合わせにより製造され,芯線の強度は,引抜加工時の歪みと熱処理時の過飽和固溶体からの析出により強化される。本研究では,供試材はFe-36Ni-0.2%Si-0.2Mnに,Invar-Cは固溶強化元素としてCを約0.2%添加,Invar-Vは,Invar-Cに炭化物析出強化用にVを約0.8%添加したものを用いて,引抜加工により導入された格子欠陥の熱処理(200~650°Cまでの時効処理と700°C固溶処理)による変化と熱膨張と硬さに与える影響について調査した。硬さ測定,室温から300°Cまでの熱膨張係数,自発磁化,陽電子寿命の測定,及びミクロ組織の光学顕微鏡,TEM,X線回折による解析を行った。Fe-36%Ni合金の高強度化には,合金炭化物による析出硬化が有効であり適切な時効条件の選択により,高強度と低熱膨張の両立が可能なことが分かった。1)加工で導入された空孔性格子欠陥は300°C以下の時効処理により回復し,転位性の欠陥は500°C以上で回復を開始した。2)CとV複合添加では二次硬化により650°Cで最高硬さが得られた。(3)熱膨張に関しては,合金組成だけでなく格子欠陥も影響を及ぼしていると考えられる。空孔も熱膨張を低下させるが,特にCと転位が関与する欠陥が熱膨張を低下させる効果が大きいと推測された。
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分類 (2件):
分類
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機械的性質  ,  金属の格子欠陥 
引用文献 (37件):
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