抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らは直感的に容易に3次元形状モデルを検索できるように1辺が5cmの立方体(ブロック)を手元で組み立てると,その形状やブロックの持つ機能をクエリとして検索する手法を検討している。本論文では,本手法において検索精度の向上のために詳細な形状を作成しようとすると形状が大きくなってしまうので,組み立てた形状を動かすモーションをクエリとして追加するシステムを検討した。本システムではあらかじめ3次元形状モデルのデータベースのモデルを距離ヒストグラムに変換しておき,ユーザの組み立てた形状特徴量との類似度から検索結果を提示する。また,各モデルのモーションデータからモーション検索用分類器を学習しておき,ユーザが組み立てた形状を動かしたモーションとの類似度を算出することで,形状類似度と併せて最終的な検索結果を出力する。タンジブルユーザインタフェイスActiveCubeはジャイロセンサを内蔵するので加速度データの平均,差分平均,分散,最大パワーベクトル,エネルギー,周波数領域エントロピーをモーションの特徴量として用いた。評価実験では形状クエリだけでは上位に表示されにくいモデルがモーションクエリの併用によって容易に検索でき,モーションの想起しやすさに応じて加味するモーション類似度の割合を調節することで効果的な検索が行えることがわかった。