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J-GLOBAL ID:201302263196852846   整理番号:13A0768374

光化学系IIのD1蛋白質突然変異体中のSnTyrZQA-・ラジカル対における電荷再結合: Marcus逆転領域にける長距離電子移動

Charge Recombination in SnTyrZ QA- Radical Pairs in D1 Protein Variants of Photosystem II: Long Range Electron Transfer in the Marcus Inverted Region
著者 (4件):
資料名:
巻: 117  号: 12  ページ: 3308-3314  発行年: 2013年03月28日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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PSII光化学系IIのD1蛋白質突然変異体中光誘起ラジカル対SnTyrZQA-・における電荷再結合を低温で調べた。PSIIの異なる立体配置(クラスタMn4CaO5の酸化状態S0,S1またはS2;D1蛋白質としてPsbA1,PsbA2またはPsbA3)に関する時間分解EPRスペクトルは反応の駆動力に影響を及ぼすことが予期されている。4.2~50Kの温度範囲で速度論は温度に無関係であり,重水に対する水交換によって影響を受けない。ここで,交換反応は一層高エネルギー状態にある中間体Boltzmann平衡を通す再生なしに~32Åの距離を越える単一段階電子トンネル効果と因果関係にある。PsbA1-PSII中低磁場Em(QA/QA-・)のため予期したPsbA1-PSIIの一層低駆動力にも拘らずラジカル対SnTyrZQA-・(S1に対するket=3.4×10-3/s)はPsbA3-PSII中よりも緩速である。逆に,S2中高磁場Em(TyrZ/TyrZ)による予期した一層強駆動力にも拘らずS1存在で反応は緩速である。これらの観測は電荷再結合がMarcus逆転レジームで起こることを指示している。反応駆動力(S1に対する室温で-ΔG0≒1.2eV)が温度により大きく変わらないことを仮定すると,データは一層短距離を越えた室温蛋白質内ET速度の外挿から予測したよりも実質上高速である最適電子移動速度(仮説的-ΔG0=λに対する)を指示した。この変位の可能性源をTyrZとQA-・間に位置した芳香族補因子によるTyrZとQA-・間の電子結合の可能性増強を含めて考察した。PsbA2-PSIIとPsbA3-PSII中観測した類似S1TyrZQA-・電荷再結合がPsbA2-PSII中Em(QA/QA-・)がPsbA3-PSII中Em(QA/QA-・)に類似していることを予測した。
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