抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災を受けての低炭素・循環型社会に向けた取組みについて論じた。東日本大震災およびそれに伴う原子力事故(311)以降,それまで電力供給の30%を占めていた原子力発電を補うには,現時点では省エネ・再生可能エネルギー利用だけでは足りず,大部分を化石燃料で対応している。その結果,二酸化炭素排出量が増加しているが,実際には更なる省エネ,再エネへの努力がなされている。本稿では,そのような現状認識を踏まえ,311までの低炭素・循環型社会に向けた取組みを紹介し,その中では原子力が全て停止する状況や原子力事故発生に関する検討が不十分であったことを指摘した。続いて,311以降の検討状況として,エネルギーサービスがもたらす満足度の見直しなどを紹介し,低炭素・循環型社会に向けて多面的に論じた。