抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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液相物質移動係数k<sub>L</sub>に影響を与える気泡のクラスタ化,合一,および分裂のような気泡の相互作用の機構と程度を研究した。以前に測定した標準気泡塔(NBC),内部ループエアリフト(ILBC),および外部ループエアリフト気泡塔(ELBC)のk<sub>L</sub>データを単一気泡のk<sub>LS</sub>や固定平均気泡直径d<sub>B</sub>の気泡流(BF)中のk<sub>L,BF</sub>と比較した。その結果,k<sub>L</sub>∝ε<sub>G</sub><sup>0.1</sup>(NBCとILBC)とk<sub>L</sub>∝ε<sub>G</sub><sup>0.2</sup>(ELBC)の相関関係はガス・ホールドアップε<sub>G</sub>=0.5(d<sub>B</sub>/l)<sup>3</sup>の関係から生じることがわかった。lは隣接気泡間の平均距離である。報告されているk<sub>L,BF</sub>値は流動の平均気泡すべり速度(gd<sub>B</sub>/2)<sup>0.5</sup>のHigbieモデルによって再生された。撹拌-乱流(CTF)中のk<sub>L,CTF</sub>における気泡相互作用の効果を定量化するために因子F=k<sub>L,CTF</sub>/k<sub>L,BF</sub>を定義した。これらの相関関係はF=0.5Eo<sup>3/8</sup>になった(Eo=gd<sub>B</sub><sup>2</sup>ρ<sub>L</sub>/σ)。Eo<6.4とEo>6.4ではそれぞれクラスタ化レジメと合一および分裂レジメになることがわかった。本研究で測定したk<sub>L,CTF</sub>データ(NBCとILBC)はF=0.5Eo<sup>3/8</sup>の相関関係を示している。ELBCのF=k<sub>L,ELBC</sub>/k<sub>L,BF</sub>はほぼF=1.3の相関になった。(翻訳著者抄録)