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J-GLOBAL ID：201302266085174260   整理番号：13A0679640

廃プラスチック油を利用したポリマー合成の試み

著者 (6件)： 芳野恭士 (沼津工高専) ,  大石駿介 (沼津工高専) ,  橋本芙弥 (沼津工高専) ,  間部涼祐 (沼津工高専) ,  竹口昌之 (沼津工高専) ,  押川達夫 (沼津工高専)
資料名： 沼津工業高等専門学校研究報告  (Numazu National College of Technology Research Annual)
号： 47  ページ： 17-22  発行年： 2013年01月31日 
JST資料番号： F0721A  ISSN： 0286-2794  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プラスチック廃棄物の化学リサイクルするための方法を検討した。主にポリエチレン,ポリスチレンそしてポリプロピレンからなるプラスチック廃棄物の熱分解により分離されたオイルを材料として使用した。2種のプラスチック廃棄物オイル成分の化学構造を,GC-MSおよびNMRにより分析した処,両事例においてポリスチレンに由来する多くのものが存在する,ことを明らかにした。BF₃OEt₂を用いたカチオン重合法による,これらのオイルの再重合が,低温の-78°Cまたは室温で試みたけれども,任意の固体高分子が両温度では得られなかった。それらの反応溶液はかなりの粘度を有していたし,GC-TOFMSによってその成分の化学構造用の分析単位としてポリスチレンから成る幾つかのオリゴマを含んでいた。重合生成物の化学構造における重合度および不飽和度は,カチオン重合反応の温度に応じて変化していた。異種のプラスチック廃棄物オイルを用いた重合は難しかった。

シソーラス用語： *高分子廃棄物 ,  ポリエチレン ,  ポリスチレン ,  ポリプロピレン ,  *分解油 ,  分子構造 ,  GC-MS分析 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  フッ化ホウ素 ,  エーテル ,  重合開始剤 ,  *カチオン重合 ,  *化学合成 ,  *リサイクル ,  オリゴマ化 ,  重合度 ,  飽和度 ,  反応温度 ,  温度依存性 ,  脂肪族化合物
準シソーラス用語： オリゴマー形成 ,  プラスチック廃棄物 ,  *化学リサイクル ,  化学構造 ,  重合温度 ,  *直接合成 ,  *熱分解油 ,  不飽和度

分類 (6件)： 分解反応  (CF02080P) ,  高分子廃棄物処理  (YH01020W) ,  単独重合  (CG04020S) ,  重合触媒,重合開始剤  (CG04070V) ,  ポリスチレン  (YH07120V) ,  ポリオレフィン  (YH07090L)

物質索引 (1件)： エチルエーテル

タイトルに関連する用語 (3件)： 廃プラスチック ,  ポリマー合成 ,  試み