抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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世界鉄鋼協会の自動車分科会の次世代の環境対応車に対する鉄鋼材料のソリューションを検討するためのFuture Steel Vehicle(FSV)プログラムについて解説した。2020年に想定される厳しい環境対応規制への対応を視野に,第1報において,電気自動車の軽量車体コンセプトを開発した。電気自動車では,エンジンがモータに代わることで,フロント部分の設計空間が拡大する。このような設計自由度の拡大とバッテリ搭載のための新しい構造の必要性に対し,最適手法を積極的に活用して高強度鋼板を最大限に活用できる車体構造について検討した。FSVのCADモデルをベースに,主要荷重伝達部位について,配置・形状,鋼板強度,鋼板厚さの最適化を実施した。FSVプログラムでは,引っ張り強さ980MPa以上の鋼板を多用すると同時に,最適化技術により,最軽量の鋼製車体を実現するための手法を明らかにした。