抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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竜眼ブドウは欧州系ブドウの東洋系カスピカ亜系に属し,明治初期に長野市近郊で栽培されたものである。ワイン用品種を探していたマンズワインが長野県と共同で調査したところ,甲州ブドウとよく似た酒質のワインができることが分かった。1972年に上田市塩田農協(現JA信州うえだ),小諸市大里農協(現JA佐久浅間)で計約35haが植え付けられた。翌年に小諸ワイナリーが建設されてワインの製造が始まった。長野市近郊では「善光寺葡萄」,上田地方では「和田龍」などと呼ばれていたが,昭和3年に名称は「善光寺」と統一された。本種が東洋系カスピカ亜系に属することはDNA多型解析で明らかになった。類似する「甲州」と「竜眼」の品種特性を表に示す。