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J-GLOBAL ID：201302267690439248   整理番号：13A1936908

塩素系工業用洗浄剤の排出削減対策に対するリスクトレードオフ解析

The Risk Trade-off Analysis on the Countermeasures for Emission Reduction of the Chlorinated Solvent Used as the Industrial Cleaners

著者 (5件)： 梶原秀夫 (産業技術総合研 安全科学研究部門) ,  井上和也 (産業技術総合研 安全科学研究部門) ,  石川百合子 (産業技術総合研 安全科学研究部門) ,  LIN Bin-Le (産業技術総合研 安全科学研究部門) ,  岸本充生 (産業技術総合研 安全科学研究部門)
資料名： 日本リスク研究学会誌  (Japanese Journal of Risk Analysis)
巻： 23  号： 3  ページ： 173-180  発行年： 2013年11月11日 
JST資料番号： L2237A  ISSN： 0915-5465  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有害物質に対して代替案を考える際に代替によってもたらされる不都合に注目した。当初リスクに代わる別のリスクによって削減効果が減殺されるリスクトレードオフを考慮する必要性がある。工業用塩素系洗浄剤を取り上げ,代替物質の採用,あるいは洗浄剤回収工程の導入など選択肢に関するリスクトレードオフ解析を試みた。具体的には洗浄剤をTCE,DCMからn-デカンへ変更するケースについてシナリオを設定し,健康リスクと生態リスクの変化量から解析を行った。結果,代替案によるリスク減少は顕著ではなく,多角的視点から評価するリスクトレードオフ解析の意義を認識することができた。

シソーラス用語： 有害物質 ,  代替案 ,  リスク評価 ,  *トレードオフ ,  洗浄剤 ,  *脂肪族塩素化合物 ,  減少 ,  *オゾン層
準シソーラス用語： 健康リスク ,  生態系リスク ,  排出削減

分類 (1件)： 気圏環境汚染  (SB03020M)

引用文献 (23件)：

• 井上和也, 安田龍介, 吉門洋, 東野晴行 (2010) 関東地方における夏季地表オゾン濃度の NOx, VOC 排出量に対する感度の地理分布 : 第 I 報 大小 2 種類の植物起源 VOC 排出量推定値を入力した場合の数値シミュレーションによる推定. 大気環境学会誌. 45(5).183-194.
• 石川百合子, 川口智哉, 東野晴行 (2012) 産総研 - 水系暴露解析モデル (AIST-SHANEL) による日本全国の 1 級水系を対象とした化学物質濃度の推定. 水環境学会誌. 35(4).65-72.
• 梶原秀夫, 高井淳 (2009) 工業用洗浄剤の代替に対するリスクトレードオフ解析のための環境排出量推定手法. 環境科学会 2009 年会要旨集. p266-267.
• 環境省 (2007) VOC 排出抑制産業洗浄における自主的取組マニュアル 環境省・日本産業洗浄協議会・(株) 旭リサーチセンター 2007 年 3 月.
• 経済産業省, 環境省 (2007a) 平成 17 年度 PRTR 届出外排出量推計方法の詳細.

タイトルに関連する用語 (7件)： 塩素 ,  工業 ,  洗浄剤 ,  排出削減 ,  対策 ,  リスク ,  トレードオフ解析