文献

J-GLOBAL ID：201302267973599071   整理番号：13A0486527

核ユビキチンプロテアソーム分解はイネ防御プログラムのWRKY45機能に影響する

Nuclear ubiquitin proteasome degradation affects WRKY45 function in the rice defence program

著者 (7件)： MATSUSHITA Akane (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  INOUE Haruhiko (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  GOTO Shingo (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  NAKAYAMA Akira (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  SUGANO Shoji (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  HAYASHI Nagao (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  TAKATSUJI Hiroshi (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN)
資料名： Plant Journal  (Plant Journal)
巻： 73  号： 2  ページ： 302-313  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： A1374A  ISSN： 0960-7412  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,核ユビキチンプロテアソーム系(UPS)が,イネの防御プログラムにおいて重要な役割をはたす転写活性化因子(WRKY45)の機能を調節することを調べた。プロテアソームはイネ細胞におけるWRKY45標的遺伝子のポリユビキチン化WRKY45の蓄積とWRKY45標的遺伝子の過渡アップレギュレーションを誘導した。これはUPSにより絶えず分解されるWRKY45が防御シグナルの不在における防御応答を抑制することを示した。核局在化シグナルの変異解析により,UPS依存性WRKY45の分解が核で発生したことを示した。興味深いことにサリチル酸処理後のWRKY45の転写活性はプロテアソーム阻害により損傷された。これらの結果により,UPS調節もWRKY45の転写活性において重要な役割をはたすことを示した。

シソーラス用語： *イネ ,  *生体防御 ,  *転写因子 ,  ユビキチン ,  プロテアソーム ,  アップレギュレーション ,  Arabidopsis thaliana ,  酵素的分解 ,  芳香族カルボン酸 ,  フェノール類 ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： NPR1 ,  WRKY ,  核局在化シグナル ,  標的遺伝子 ,  防御応答

分類 (4件)： 稲作  (FC03020C) ,  植物生理学一般  (EH02010Y) ,  生体防御と免疫系一般  (ED01010F) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

物質索引 (1件)： サリチル酸

タイトルに関連する用語 (5件)： 核 ,  ユビキチン ,  プロテアソーム分解 ,  イネ ,  防御