抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,加工データベースを自動作成・更新するために,NCデータを解析することで加工形状特徴と加工情報,およびそれらの関係を導出する手法を提案した。なお本研究で工程・作業設計の対象とする加工は2.5次元フライス加工とした。これにより得た主な知見を次に示した。1)加工データベースを自動作成・更新するために,NCデータ解析による加工データベース作成・更新の基本的な考え方を提案したこと,2)NCデータから加工形状特徴ごとの加工情報を導出するために,工具経路の幾何的な特徴に基づく工具経路分割手法を提案したこと,3)NCデータ作成者の意図したとおりの加工形状特徴を抽出するために,加工プロセスモデルに基づくNCデータ解析による加工形状特徴導出手法を提案したこと,4)NCデータから加工オペレーション間の順序関係を導出するために,Working toolの幾何関係に基づく荒・仕上げ加工オペレーション識別手法を提案したこと,5)NCデータからISO 14649に基づく工具動作の特徴情報を導出するために,工具運動の特徴分類に基づく工具動作導出手法を提案したこと,6)NCデータ解析の実行例により,ISO 14649に基づく加工情報が適切に導出され,提案した加工データベース作成・更新手法の有効性を示したこと。