新たに開発したフロー式熱水装置における340°C及び40MPaでの超純水による玄武岩の元素溶解

KATO Shingo; SHIBUYA Takazo; NAKAMURA Kentaro; SUZUKI Katsuhiko; REJISHKUMAR V. J.; YAMAGISHI Akihiko

文献

J-GLOBAL ID：201302269121127621 整理番号：13A0597846

新たに開発したフロー式熱水装置における340°C及び40MPaでの超純水による玄武岩の元素溶解

Elemental dissolution of basalts with ultra-pure water at 340°C and 40MPa in a newly developed flow-type hydrothermal apparatus

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著者 (6件)： , , , , ,
資料名：
巻： 47 号： 1 ページ： 89-92 発行年： 2013年
JST資料番号： S0495A ISSN： 0016-7002 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：短報発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

熱水系の湧出域を実験室でシミュレートするために,フロースルー条件下での高温高圧における水-岩石相互作用と,熱水流体と海水との混合を再現できるフロー式熱水装置を開発した。この装置を用いて,フロースルー条件下で340°C及び40MPaにおいて1271時間にわたり玄武岩質岩石を超純水と反応させた。実験期間に反応した水でのAl,Fe,K,Na,P,Siの増加を観測し,玄武岩質岩石の溶解過程を再現した。実験においてpHが9まで増加するのは,玄武岩質岩石中のケイ酸塩鉱物の溶解のためである。中央海嶺での天然の熱水流体で観測されるpHに比べて実験でのpHの方が高いのは,天然の熱水流体に比べて実験で観測されるSi濃度がより高いことの結果である。(翻訳著者抄録)

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岩石圏の地球化学一般 , 岩石成因論

引用文献 (10件)：

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