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J-GLOBAL ID：201302269516279684   整理番号：13A0820852

高温登熟性に優れる水稲新品種「元気つくし」の育成およびその特性

‘Genkitsukushi’, a New Rice Cultivar with Tolerance to High Temperature During Maturing Period and High Eating Quality.

著者 (14件)： 和田卓也 (福岡県農業総合試) ,  坪根正雄 (福岡県農業総合試) ,  井上敬 (福岡県農業総合試) ,  尾形武文 (福岡県農業総合試) ,  浜地勇次 (福岡県農業総合試) ,  松江勇次 (福岡県農業総合試) ,  大里久美 (福岡県農業総合試) ,  大里久美 (福岡県 農林水産部) ,  安長知子 (福岡県農業総合試) ,  安長知子 (福岡農林事務所 北筑前普及指導セ) ,  川村富輝 (福岡県農業総合試) ,  川村富輝 (朝倉農林事務所 久留米普及指導セ) ,  石塚明子 (福岡県農業総合試) ,  石塚明子 (筑後農林事務所 南筑後普及指導セ)
資料名： 福岡県農業総合試験場研究報告  (Bulletin of the Fukuoka Agricultural Research Center)
号： 29  ページ： 1-9  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： Y0232B  ISSN： 1341-4593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福岡県及び九州各県の主要品種である「ヒノヒカリ」は高温登熟による品質低下が生じやすく,また福岡県では作付品種が「夢つくし」と「ヒノヒカリ」の2種に偏重している。ここでは,福岡県総合農業試験場で新たに育成された,高温登熟条件下でも玄米の外観品質が低下しにくい,早生で極良食味の「元気つくし」について,その来歴,育成経過及び特性をまとめた。「元気つくし」は「ちくし46号」と「つくし早生」を人工交配した組み合わせに由来するものであり,高温登熟性が現在普及している「ヒノヒカリ」,「つくしろまん」よりも優れており,食味も「コシヒカリ」,「ヒノヒカリ」以上に優れていた。しかしながら「元気つくし」は水稲の主要な病害であるいもち病に弱いため,栽培にあたっては,いもち病の発病に注意が必要である。

シソーラス用語： 植物生理 ,  作物育種 ,  *新品種 ,  栽培品種 ,  味 ,  いもち病 ,  *水稲
準シソーラス用語： *元気つくし ,  高温登熟性 ,  水稲育種 ,  早生品種 ,  良食味

分類 (2件)： 作物の品種改良  (FC02030G) ,  稲作  (FC03020C)

タイトルに関連する用語 (3件)： 高温登熟性 ,  水稲 ,  新品種