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J-GLOBAL ID:201302269628313184   整理番号:13A0022864

18O標識化によるβ2-ミクログロブリン中の脱アミド及び異性化の定量分析

Quantitative Analysis of Deamidation and Isomerization in β2-Microglobulin by 18O Labeling
著者 (2件):
資料名:
巻: 84  号: 23  ページ: 10388-10394  発行年: 2012年12月04日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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生体蛋白質中のL-アスパラギン及びL-アスパラギン酸残基は環の加水分解が後続する非酵素反応を経て五員環スクシンイミドを形成して,蛋白質の構造及び/または機能を変える脱アミド,異性化またはラセミ化を生じる。この反応でのアスパラギンの脱アミドは一般的な翻訳後修飾のひとつで,蛋白質の生物学的特性に影響する。こうした構造の変化が蛋白質機能に影響するにもかかわらず,脱アミド/異性化へのAsn-Glyシーケンスの感受性評価は困難な課題とされたままである。本研究ではこの課題に対処する目的で,反応に対するβ2-ミクログロブリン(β2m)中のふたつのAsn-Gly部位の感受性を調べるのにナノLC-MS/MSを組み合わせた安定同位体18O標識化法を適用した。この方法によれば,酵素処理過程での反応と蛋白質において生じる反応を識別することが可能であった。37°C,60日間,β2mを培養した時,半減期33及び347日を有するAsn17-Gly及びAsn42-Glyの脱アミドが生じ,脱アミド生成物と合成ペプチドとの比較によって,Asp17の44%及びAsp42の96%がisoAsp型に変換することが分かった。構造的に変化したβ2mは二価Cu2+イオンに特異親和性を示した。ここに示した18O安定同位体標識化法によって,スクシンイミド生成を経る固有脱アミド/異性化部位を明らかにすることができる。
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分類 (3件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  有機化学反応一般  ,  各種分析法一般 
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