抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長距離 電子-正孔(e-h)交換相互作用(EXI)存在下の励起子波動関数を計算する新しい方法を提示した。e-h EXIは,たとえば,単一壁カーボン・ナノチューブ(SWNT)での交差-分極励起で起こる。交差-分極励起子は,以前にはTamm-Dancoff-タイプ近似(TDA)内のBethe-Salpeter方程式(BSE)の固有値問題として計算された。結果として生じた波動関数は,自己-無撞着場法で計算した吸収スペクトル[S. Uryu and T. Ando, J. Phys.: Conf. Ser. 302 (2011) 012004]と比較すると全く異なる吸収スペクトルを提供する。自己-無撞着場法はより信頼できるが,励起子波動関数はこの方法から得られない。ここでTDA内でe-h EXIを考慮に入れた励起子波動関数を得る一般的な方法を誘導し,そして,この方法をSWNTの交差-分極励起子に適用した。結果として生じた励起子波動関数から計算した吸収スペクトルは,回転波近似内の自己-無撞着場法から計算したスペクトルと良く一致した。(翻訳著者抄録)