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J-GLOBAL ID:201302269835468244   整理番号:13A0013923

共沈法によるCa2+-Mg2+-Al3+混合溶液からの層状複水酸化物の合成とその有害陰イオン除去特性

Synthesis of Layered Double Hydroxide by Co-Precipitation Method from Ca2+-Mg2+-Al3+ Mixed Solution and its Removal Property of Toxic Anions
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資料名:
巻: 38  号:ページ: 234-241 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: S0110B  ISSN: 0386-216X  CODEN: KKRBAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2価金属イオンのCa21とMg21が共存する水溶液から,共沈法によってCa-Mg-Al系層状複水酸化物(Layered Double Hydroxide,以下LDH)の合成を行った.得られた生成物を用いて水溶液中で陰イオン種を形成するAs(III), B, Cr(VI)およびSe(IV)の除去を行った.生成物の物性や陰イオン種の除去特性におよぼすCa21とMg21の混合比の影響について検討した.pH 10の共沈操作では水酸化アルミニウム(AH)とハイドロタルサイト様化合物(HT)が生成した.このとき,Mg21とAl31は全量沈殿するのに対し,Ca21の沈殿率は極めて低い.Ca21-Mg21混合系から得られたAHとHTの複合体は,AHやHT単独生成時よりもBとAs(III)の除去能が向上した.混合比Ca21 : Mg2151 : 1での生成物は,全陰イオン種に対して90%以上の除去率を示した.pH 12の共沈操作ではハイドロカルマイト様化合物(HC)とHTが生成し,Mg21とAl31は全量沈殿するのに対して70-80%程度のCa21が沈殿した.HCとHTの複合体が有する陰イオン種の除去特性には,先に述べた除去能の向上は見られない.陰イオン除去時の生成物の溶解率は,HC..HT.AHの順に大きい.Ca21-Mg21混合系での生成物,すなわちAHとHT, HCとHTの複合体の溶解率は,HC, HTおよびAHよりも大きい.得られた生成物中では,HTを主成分とするものが陰イオン種の除去能,生成物の溶解性の点で優れていると考えられる.(著者抄録)
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吸着,イオン交換 
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