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J-GLOBAL ID：201302271753649466   整理番号：13A1741426

クルクミン,網膜疾患の有望な治療薬候補

Curcumin, a potential therapeutic candidate for retinal diseases

著者 (5件)： WANG Lei-Lei (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  SUN Yue (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  HUANG Kun (Huazhong Univ. Sci. and Technol., Hubei, CHN) ,  HUANG Kun (Wuhan Inst. of Biotechnology, Hubei, CHN) ,  ZHENG Ling (Wuhan Univ., Wuhan, CHN)
資料名： Molecular Nutrition & Food Research  (Molecular Nutrition & Food Research)
巻： 57  号： 9  ページ： 1557-1568  発行年： 2013年09月 
JST資料番号： H0535A  ISSN： 1613-4125  CODEN： MNFRCV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クルクミンは直接的な抗酸化活性を有するほか,転写因子Nrf2発現を高め,酸化ストレス防御に関与するヘムオキシゲナーゼ-1を誘導する。また,転写のコアクチベ-ターであるp300/CBPに特異的に働き,そのヒストンアセチル化酵素活性を阻害する。本総説は,糖尿病網膜症,緑内障,加齢黄斑変性症,網膜芽細胞腫,網膜のメタノール中毒などの網膜疾患に対するクルクミンの効果とその作用機構について概説した。クルクミンの臨床試験は最初,慢性前部ぶどう膜炎の治療で実施され,症状緩和が観察された。クルクミンとホスファチジルコリン複合体は再発性前部ぶどう膜炎患者で眼の不快症状を改善,中心性漿液性脈絡網膜症患者の視力を改善,網膜色素上皮剥離を軽減した。しかし,これらの臨床試験はプラセボ対照試験ではない。網膜や眼疾患に対するクルクミンの効果の検証には,より計画的で大規模な二重盲検,無作為化対照比較試験が必要である。

シソーラス用語： 活性 ,  DNA結合タンパク質 ,  転写因子 ,  *薬理作用 ,  ヘムオキシゲナーゼ ,  酵素誘導 ,  アセチルトランスフェラーゼ ,  酵素阻害 ,  糖尿病性網膜症 ,  レシチン ,  臨床試験 ,  ぶどう膜炎 ,  脈絡網膜炎 ,  網膜色素変性症 ,  視色素 ,  薬物 ,  *網膜疾患 ,  ジエン ,  フェノール類 ,  フェノールエーテル ,  エノン ,  ジケトン
準シソーラス用語： NRF2 ,  p300/CBP ,  ヒストンアセチル化酵素 ,  ホスファチジルコリン ,  抗酸化活性 ,  酸化ストレス防止作用 ,  前部ぶどう膜炎 ,  中心性漿液性脈絡網膜症 ,  網膜色素 ,  網膜色素上皮剥離 ,  ヘムオキシゲナーゼ1

分類 (2件)： 眼の疾患の薬物療法  (GP05020E) ,  注射剤,眼科用製剤  (GY02050R)

物質索引 (1件)： クルクミン

タイトルに関連する用語 (3件)： クルクミン ,  網膜疾患 ,  治療薬