文献

J-GLOBAL ID：201302271863895462   整理番号：13A0732831

野外研究サイトから(23)高山(たかやま)サイト

著者 (3件)： 飯村康夫 (岐阜大 流域圏科学研セ) ,  大塚俊之 (岐阜大 流域圏科学研セ) ,  村岡裕由 (岐阜大 流域圏科学研セ)
資料名： 日本生態学会誌  (Japanese Journal of Ecology)
巻： 63  号： 1  ページ： 145-150  発行年： 2013年03月30日 
JST資料番号： G0845B  ISSN： 0021-5007  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 岐阜大学流域圏科学研究センター・高山試験地の冷温帯性落葉広葉樹二次林(高山TKYサイト)ではタワーによる炭素収支観測がアジアで最も古くから開始され,膨大なデータ(葯20年間)が蓄積されている。1998年からはバイオマス測定や土壌呼吸測定,植物の光合成・呼吸特性などの生態学的手法に基づく炭素循環と収支のメカニズム解明に関する研究も並行に行われている。また,2004年秋には近隣のスギ・ヒノキ林にもCO₂フラックス観測タワーを建設し,炭素収支観測に着手した(高山TKYサイト)。また,2003年からはTYKサイトを拠点とし,生理生態学と衛星リモートセンシング観測の融合による森林の光合成生産力の評価および広域化推定を目指した研究も行われている。ここでは,これまで行われてきた炭素循環研究の今後の展望を通して高山サイトの概略を紹介した。

シソーラス用語： *生態学 ,  *物質収支 ,  バイオマス ,  土壌呼吸 ,  光合成 ,  呼吸 ,  炭素循環 ,  二酸化炭素 ,  物質流束 ,  気候変動 ,  地球温暖化 ,  リモートセンシング ,  森林 ,  岐阜県 ,  衛星リモートセンシング ,  *炭素収支 ,  二酸化炭素フラックス ,  *植物生態学

分類 (1件)： 生態学一般  (EE01010I)

引用文献 (29件)：

• CURTIS, PS. Biometric and eddycovariance based estimates of annual carbon storage in five eastern North American deciduous forests. Agricultural and Forest Meteorology. 2002, 113, 3-19
• 飯村康夫. 志賀高原カヤノ平ブナ成熟林における土壌有機物の特徴. 信州大学教育学部付属志賀自然教育施設研究業績. 2012, 49, 1-5
• IIMURA, Y. Effects of ecological succession on surface mineral horizons in Japanese volcanic ash soil. Geodermai. 2010, 159, 122-133
• IIMURA, Y. Black humic acid dynamics during natural reforestation of Japanese pampas grass (Miscanthus sinensis). Soil Biology and Biochemistry. 2013, 57, 60-67
• IIMUURA, Y. Potential of soil carbon sequestration at Takayama flux site. Proceedings of the 3th ASIA HORCs joint symposium, 2011. 2011, 12

タイトルに関連する用語 (3件)： 野外 ,  研究 ,  高山