抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
筆記は個人性が現れる動作のため,個人を認証する特徴として利用されている。従来の筆記を用いた個人認証はオンライン署名認証に代表されるような運筆動作に注目した手法である。本稿では,運筆動作ではなく,筆記時のペンの持ち方に着目した個人認証手法を提案する。提案手法では,筆記者のペンの持ち方をカメラにより撮影し,撮影された画像から「持ち方」の違いや「手」の違いを考慮して「ペン持ち方」に関係する特徴を複数抽出し,それらをスコアレベルで統合することで認証を行う。30人から取得したペン持ち方画像を用いた精度評価実験では,提案手法により等誤り率2.7%で本人と他人を判別できる結果を得た。また本人の持ち方を真似したなりすましデータを用いた攻撃耐性評価実験では等誤り率4.1%という結果を得た。(著者抄録)