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J-GLOBAL ID:201302274459316903   整理番号:13A0793282

-公共牧場の活性化に向けて-排卵同期化と早期妊娠診断を組み合わせた繁殖プログラムによる放牧牛の繁殖管理

著者 (4件):
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巻: 59  号:ページ: 49-53  発行年: 2013年04月15日 
JST資料番号: Y0119B  ISSN: 0447-5933  CODEN: NSGIDM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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多大な時間と労力の掛かる放牧牛の繁殖管理の省力化および効率化を図るために,ホルモン製剤を応用した排卵同期化処理を用いて繁殖管理を行い,不受胎牛の空胎期間の延長を防止するために妊娠診断と組み合わせた繁殖プログラムを開発し,その有用性について検討した。供試牛として放牧飼養の黒毛和種育成牛を用い,膣内留置型プロジェステロン製剤(CIDR)を併用した排卵同期化法と早期妊娠診断の組合せによる繁殖プログラム区および対照区の発情発見区を設け,繁殖管理方法の比較試験を実施した。その結果,繁殖プログラム区の全ての供試牛が受胎に至り,発情発見区と同等な受胎成績が得られた。両区における繁殖管理の総作業時間は,それぞれ18.3時間および108.8時間であり,繁殖管理のコストは,それぞれ334465円および418180円となり,83715円発情発見区が高くなった。また,黒毛和種育成牛,黒毛和種経産牛およびホルスタイン種育成牛を用いて,実証試験を実施した。その結果,繁殖プログラム区の全ての牛群で80%以上の高い受胎率であった。以上の結果より,排卵同期化処理と妊娠診断を組み合わせた繁殖プログラムによる放牧牛の繁殖管理は,一般的な発情発見による繁殖管理と同等な繁殖成績が得られ,放牧地における繁殖作業を省方化および低コスト化できる実用的な技術であることが証明された。今後,人工授精,胚移植技術を導入した繁殖管理の改善により,農家ニーズに応えた交配が可能となり,公共牧場の活性化が図れることが示唆された。
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分類 (2件):
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繁殖管理  ,  牛 
物質索引 (1件):
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引用文献 (11件):

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