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J-GLOBAL ID：201302274917123230   整理番号：13A0820166

ポリエチレン繊維補強コンクリートの耐爆構造材としての用途開発

著者 (3件)： 山口信 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  村上聖 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  武田浩二 (熊本大 大学院自然科学研究科)
資料名： 日本コンクリート工学会委員会報告書・論文集  (日本コンクリート工学会委員会報告書・シンポジウム論文集)
巻： JCI-C82  ページ： 361-368  発行年： 2012年09月20日 
JST資料番号： L0215A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄筋コンクリート造壁体の耐爆設計においては,引張応力波の反射に起因するスポール(裏面剥離)を低減することが重要課題となる。また,突発的な意図的攻撃からの防護を想定した場合,迅速に施工可能な部材構成方法を適用する必要がある。そこで,本研究では,ポリエチレン繊維補強コンクリート(PEFRC)の耐爆構造材としての応用を目的に,PEFRC版の接触爆発試験を実施し,その良好な耐爆性能を明らかにした。また,PEFRCを用いて作製した小型プレキャスト要素の積層・組積による耐爆構造版を提案し,これら工法を適用することで,単版と同等以上の耐爆性能を付与しながら迅速施工化を図れる可能性を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  *繊維強化コンクリート ,  耐爆構造物 ,  *防爆性 ,  *ポリエチレン繊維 ,  爆発 ,  損傷 ,  配筋 ,  破壊モード ,  爆薬 ,  クレータ ,  スポーリング ,  直径 ,  深さ ,  厚み ,  プレキャストコンクリート ,  コンクリートブロック ,  薄板 ,  利用

分類 (3件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  用途開発  (YM01080Z) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (5件)：

• 1) 大野友則:飛翔体の衝突に対するRC版の挙動に関する研究の現状,コンクリート工学,Vol.41,No.4,pp.20-28,2003.4
• 2) 森下政浩ほか:接触爆発を受ける鉄筋コンクリート版の損傷に及ぼすコンクリート強度及び配筋の影響,コンクリート工学論文集,Vol.15,No.2,pp.89-98,2004.5
• 3) 山口信ほか:高分子量ポリエチレン繊維を用いた繊維補強コンクリートの靱性確保を目的とした調合とその基礎物性に関する実験的研究,日本建築学会構造系論文集,Vo.73,No,634,pp.2091-2100,2008.12
• 4) 山口信ほか:ポリエチレン繊維補強コンクリートの接触爆発に対する耐爆性能,日本建築学会構造系論文集,No.619,pp.187-194,2007.9
• 5) 山口信ほか:プレキャスト薄板要素の積層による2層構造版の耐爆性能-ポリエチレン繊維補強コンクリートの接触爆発に対する耐爆性能-,日本建築学会構造系論文集,Vol.75,No.654,pp.1577-1586,2010.8

タイトルに関連する用語 (5件)： ポリエチレン ,  繊維補強コンクリート ,  耐爆構造 ,  用途 ,  開発