抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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実際の授業において,教授者が多数の学習者が作成した概念マップを一つ一つ診断し,それらに応じた指摘を行うには,システムによる診断・支援が不可欠である。診断の問題を解決するための一つのアプローチであるKit-Build方式(福田ほか,2010)(Yamasaki et al.,2010)におけるマップ診断により得られたすべての誤りの中から学習者に指摘する誤りを一つ選択し,ヒントを生成することで学習者マップの作成支援とする。この誤りを選択するための方法として,学習者の考えに沿ったヒントを提示する方法を提案した。未接続リンクと誤接続リンクのうち未接続リンクをヒントの対象とした。ヒント提示方法,学習者の振る舞いベースのヒント選択,ヒント提示における優先度について検討した。以上の検討を踏まえて,従来のKit-Build方式のシステムに教授者が使用するグループ構造付加機能と学習者が使用するヒント提示機能を実装した。ヒント提示機能の実験的な利用とその結果の検証について述べた。提案した振る舞いベースヒントは,被験者のマップ作成を促進するために有効なことが確認された。