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J-GLOBAL ID:201302275660311843   整理番号:13A0846571

堆肥施用条件下におけるホウレンソウの窒素吸収特性と可給態窒素の評価法

Effect of Nitrogen Uptake by Spinach (Spinacia oleracea L.) under Application of Manure Compost and Evaluation Method of Available Nitrogen for this crop in the Soils
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資料名:
号: 12  ページ: 1-41  発行年: 2013年03月 
JST資料番号: G0600C  ISSN: 1346-4035  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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岩手県では,過剰に排出される有機物の有効利用を前提とした適切な土壌管理法を提案する必要があった。本研究では,1)有機物施用条件下におけるホウレンソウの生育・収量反応および土壌から溶脱する硝酸態窒素のモニタリング,2)ホウレンソウが吸収利用できる可給態窒素の実態把握,3)ホウレンソウ栽培に適した土壌窒素の簡易評価法の開発,4)有機物施用条件下における適切な窒素施用量の提案を行った。岩手県で行われている「雨よけホウレンソウ」栽培を対象に,有機物としてオガクズ牛ふん堆肥の連用試験を4年間行った。ホウレンソウを年間2~4作栽培し,生育および窒素吸収反応を調査した。化学肥料区には,年間で窒素を硝安で16~20g/m2,リン酸を重過石で20~24g/m2,カリを塩加カリで16~20g/m2,施肥した。堆肥区では,1作目播種の2週間前にオガクズ牛ふん堆肥を45gN/m2施用し,2作目以降は無施用とした。その結果,堆肥区の草丈,葉幅,葉数は化学肥料区のそれを上回った。また,堆肥区の乾物収量,窒素吸収量は化学肥料区より倍以上多かった。作付跡地土壌の無機態窒素含量は堆肥区が化学肥料区より低かった。この傾向は4年間同じであり,堆肥区における土壌の無機態窒素濃度は,化学肥料区よりも少なく推移していた。さらに,ホウレンソウの体内における硝酸態窒素濃度は化学肥料区よりも堆肥区で極めて少なかった。すなわち,化学肥料区の土壌中の硝酸態窒素濃度は高く推移し,ホウレンソウ体内の硝酸態窒素濃度もそれに比例して高かった。地下へ溶脱した無機態窒素量および全窒素量は,堆肥区では化学肥料区より少なかった。これらの結果は,堆肥を施用した場合,栽培期間中の堆肥区の土壌の無機態窒素量が化学肥料区よりも少なく経過しているにもかかわらず,ホウレンソウの生育が旺盛となり,窒素吸収量も多いことを示している。すなわち,ホウレンソウの生育は土壌中の無機態窒素に対応していないことを示している。...(著者抄録)
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分類 (4件):
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野菜  ,  施肥法・肥効  ,  土壌管理  ,  農業廃棄物の利用 
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