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J-GLOBAL ID：201302276097884358   整理番号：13A0057255

釧路沖の中規模繰り返し地震活動

Moderate Repeating Earthquakes off Kushiro, Eastern Hokkaido, Japan

著者 (9件)： 佐鯉央教 (札幌管区気象台) ,  佐鯉央教 (気象庁 地震火山部) ,  松山輝雄 (札幌管区気象台) ,  平山達也 (札幌管区気象台) ,  山崎一郎 (札幌管区気象台) ,  山本剛靖 (札幌管区気象台) ,  山本剛靖 (気象庁 地震火山部) ,  一柳昌義 (北大 大学院理学研究院 地震火山研究観測セ) ,  高橋浩晃 (北大 大学院理学研究院 地震火山研究観測セ)
資料名： 地震  (地震第2輯)
巻： 65  号： 2  ページ： 151-161  発行年： 2012年12月15日 
JST資料番号： G0931A  ISSN： 0037-1114  CODEN： JISHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,釧路沖にM4.9程度の中規模繰り返し地震があることを発見した。最新のものは,2010年4月9日M4.8である。気象庁一元化カタログから過去に遡ると,2000年6月13日,2005年5月19日に見つかり,約5年間隔の発生であることが分かる。さらに遡ると,1954年までに7個の候補が見つかった。震源再決定の結果,これら10個の地震は,同一アスペリティの破壊である可能性が高いことが判明した。以上から,繰り返し地震の平均マグニチュードはM4.9,平均間隔は6.2年となる。これから評価した平均滑り速度は,6.5cm/年となり,プレート間相対速度の78~86%となる。発生間隔のゆらぎは,周辺でのゆっくりすべり,あるいは,大地震の発生に影響されていると考えられる。

シソーラス用語： 大地震 ,  *地震 ,  相互作用 ,  *沈み込み帯 ,  *アスペリティ ,  北海道 ,  *北西太平洋 ,  地震活動 ,  スロー地震
準シソーラス用語： プレート間カップリング ,  ゆっくり滑り ,  釧路沖地震 ,  繰り返し地震 ,  中規模地震

分類 (1件)： 地震活動  (DC03030L)

引用文献 (31件)：

• 浜田信生. 気象庁震源計算プログラムの改良 (1980年伊豆半島東方沖の地震活動と松代群発地震の震源分布の再調査). 験震時報. 1983, 48, 35-55
• HANKS, T. C. A moment magnitude scale. J. Geophys. Res. 1979, 84, 2348-2350
• HIRATA, K. Variable tsunami sources and seismic gaps in the southernmost Kuril trench : A review. Pure Appl. Geophys. 2009, 166, 77-96
• IGARASBI, T. Repeating earthquakes and interplate aseismic slip in the northeastern Japan subduction zone. J Geophys. Res. 2003, 108, B5, 2249
• 勝間田明男. 気象庁変位マグニチュードの改訂. 験震時報. 2004, 67, 1-10

タイトルに関連する用語 (4件)： 釧路 ,  中規模 ,  繰り返し地震 ,  活動