抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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超臨界二酸化炭素を用いたKangra正統紅茶からのカフェイン除去に対する抽出温度と圧力の影響について調べた。動的モードにおける60g/分の速度での90分間の抽出により,35°C/170バールで最大のカフェインおよび揮発性フレーバ成分を抽出した。60°C/90バールでの抽出において満足な脱カフェインおよび品質維持が達成された。抽出物の品質はより高い抽出温度および圧力の組合せで減少した。最大量のテアフラビン(88.88%),テアルビギン(81.18%)およびカテキン(73.53%)がこれらの抽出条件で維持された。元の(カフェイン含有)および脱カフェイン紅茶の揮発性成分を同時蒸留抽出(SDE)により単離し,ガスクロマトグラフィー(GC)およびガスクロマトグラフィー-質量分析(GC-MS)により分析した。非処理対照に比較し,カフェイン除去紅茶では2-ヘキセナール,3-ヘキセノール,フェニルアセトアルデヒド,cis-リナロオールオキシド,リナロオール,trans-ゲラニオール,ネロリドール,サリチル酸メチル,α-およびβ-イオノンが減少した。60°C/90バールでの脱カフェインにおいて,β-イオノン(1.77%),trans-リナロオールオキシド(5.36%),リナロオール(7.84%),trans-ゲラニオール(4.32%)およびサリチル酸メチル(1.90%)は満足な量で維持された。芳香抽出希釈分析を適用した結果,8から512の範囲のフレーバ希釈(FD)係数およびGC-FID,GC-MSによって調べた匂い品質を持った11種の匂い活性成分の存在を確認した。数種の未知化合物は脱カフェインプロセス中に減少するか,消失した。テアフラビンとテアルビジンおよび揮発性フレーバ成分のかなりの損失が見られたが,60°C/90バールで90分間のSFE抽出はKangra正統紅茶からのカフェインの選択的除去に適した方法である。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.