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J-GLOBAL ID:201302278273310552   整理番号:13A0994589

インド北東部の夏季モンスーン降雨量に対する急速な暖-冷ENSO遷移の影響

Impacts of Rapid Warm-To-Cold ENSO Transitions on Summer Monsoon Rainfall over the Northeastern Indian Subcontinent
著者 (6件):
資料名:
巻: 91  号:ページ: 1-21 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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北東インドのモンスーン(NEIM)地域の夏季降雨量に対する暖から寒のENSO相転移の影響を調査した。極度に迅速なENSO変換を1983年,1988年および1998年で識別した。8月における迅速ENSO変換年では,NEIM降雨量は,ガンジス川とブラマプートラ川を経て8月と9月にバングラデシュに対する河川水大流出を導いて,他の年より高い傾向を有した。夏(6月,7月および8月)には,北西太平洋モンスーン(WNPM)は,インド洋の平年以上のSSTと赤道中部太平洋の平年以下のSSTA間の東西のSSTA対照に関連して顕著に抑制された。WNPMの抑制は,8月のNEIM豪雨に迅速なENSO遷移を結合する主要因と思われる。WNPM抑制は顕著な下部対流圏の高気圧偏差を起し,インド洋およびインド亜大陸まで西に伸びた。この循環偏差に関連して,8月にベンガル平原上で下部対流圏の偏西風偏差が発達し,NEIM降雨を活性化した。斯くして,特に8月には,WNPM抑制は,著しく北東のインドの亜大陸上の広範での豪雨と関連した。上記の顕著なENSO遷移の3年では,WNPMは夏に極度に抑制された。しかし,1983年の8月では,季節内時間規模の大気変化のために,WNPM抑制は減衰し,下部流圏循環偏差およびNEIM降雨活性化の両方は明白ではなかった。他方,1988年と1998年では,WNPM抑制は8月のNEIM降雨を強化し,バングラデシュの洪水リスクを増加させた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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気候学,気候変動 
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