文献
J-GLOBAL ID:201302279455582147   整理番号:13A1334193

表面礫移動の連続観測装置の試作と福島県御霊櫃峠における観測

著者 (3件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 99-106  発行年: 2013年07月31日 
JST資料番号: L3306A  ISSN: 0916-7889  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
寒冷地斜面の地表面における礫の移動量観測は,これまで各地で行なわれてきた。しかし軽便な観測装置がないことから,連続的な観測はほとんど行なわれていなかった。そこで連続的な観測が可能である礫の移動量記録装置を試作した。この装置は回転式ポテンショメーターを用い2mまでの移動を観測できる。野外観測時の温度変化に対する本装置の安定性を確認するため,室内試験を行なった。その結果,本装置の温度依存性は0.2mm/10°C程度であり,移動量観測には十分な安定性と精度を持つことが確かめられた。この装置を用いて,風衝砂礫地の分布する福島県御霊櫃峠において2008~2009年冬と2009~2010年冬に野外観測を行なった。その結果11~4月の間に表面礫が合計40~50cm移動しており,数cm以下の小規模な移動が分散して生じていることが判明した。礫の移動の多くは,凍土もしくは霜柱の融解時に生じたと考えられ,礫の移動時期,移動量に加えて,移動様式を議論できる資料を得ることが出来た。(著者抄録)
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る