抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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炭酸カルシウムのペーストをアクリル容器に入れた直後に水平方向に1分ほどの短時間だけ揺すった後,振動を止めた静かな状態で乾燥させると数日後に揺すった方向に垂直な縞状亀裂模様が発生する。揺するのを止めてから亀裂が発生するまでかなりの時間差があることからこれは何かの記憶現象(メモリー効果)であると見られる。ペーストを鉛直加振することにより得られるファラデー波を利用することにより乾燥破壊時に発生する亀裂の進行方向だけではなくその発生位置までも制御する方法を見つけたので報告した。具体的にどのくらいの割合で乾燥亀裂がファラデー波の節の部分と腹の部分に生じているかを画像解析により統計的に調べた。本手法により乾燥亀裂の方向だけでなく発生位置の制御も可能とした。