抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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IPv4アドレスのIANAプール枯渇(2011年2月3日)などを受け,エンタープライズネットワークへのIPv6の展開が急がれている。一方で,一般論として,IPv6をエンタープライズネットワークに導入する際には,(a)IPv6アドレスから当該アドレスを使用した端末の追跡が困難であること,(b)管理者の管理下にないネットワークを容易にエンタープライズネットワークに無断接続できること,(c)IPv6アドレスのハイジャックによる中間者攻撃の発生が容易であること,などの問題が懸念される。これらの問題を解決するためには,問題を引き起こした端末を過去にさかのぼって追跡できる機能及び当該機能を妥当な導入・運用コストで実現するシステムが必要となる。本論文では,これらの要件を満たすノード情報収集システムを試作し,名古屋大学のキャンパスネットワークを用いて実証実験を行った。その結果,同ネットワークのL3スイッチが処理するパケットから,間引かれたミラー出力であっても,インシデント対応に必要となる情報を十分に採取できることを確認した。(著者抄録)