文献

J-GLOBAL ID：201302284364501156   整理番号：13A0415477

光触媒研究の新たなアプローチ 表面構造と反応場の制御 3 ナノ構造制御による酸化チタン光触媒反応場の分離

著者 (2件)： 村上直也 (九州工大 大学院工学研究科) ,  横野照尚 (九州工大 大学院工学研究科)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 81  号： 2  ページ： 103-107  発行年： 2013年02月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 半導体粒子の表面構造を制御し特定の結晶面のみを露出させることによって高活性化する試みが注目されている。その例を挙げて解説した。反応場分離型光触媒,アナタース型酸化チタン({001}と{011}面の面積比率による光触媒特性の変化,粒子サイズによる光触媒特性の変化),ルチル型酸化チタン(ルチルロッドの調製,化学エッチングによる新規露出結晶面の形成,アスペクト比依存性)及びブルッカイト型酸化チタン(チタン酸ナノチューブを用いた調製,チタン錯体を用いた調製)について述べた。酸化チタン光触媒の粒子表面構造を制御することによって光触媒活性を改善できた例を示した。

シソーラス用語： *光触媒 ,  *表面構造 ,  *反応場 ,  *ナノ構造 ,  *制御 ,  *酸化チタン ,  半導体 ,  結晶面 ,  *触媒活性 ,  アナターゼ ,  アナターゼ型結晶 ,  粒径 ,  粒度依存性 ,  ルチル型結晶 ,  ナノロッド ,  エッチング ,  アスペクト比 ,  酸化鉱物 ,  チタン酸 ,  ナノチューブ ,  チタン錯体 ,  触媒調製 ,  走査電子顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  *結晶構造 ,  エネルギー分散蛍光X線分析 ,  水熱合成
準シソーラス用語： *構造制御 ,  粒径依存性 ,  化学エッチング ,  ブルッカイト ,  チタン酸ナノチューブ ,  EDX分析

分類 (4件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  光化学一般  (CB08010U) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y) ,  半導体の表面構造  (BK15030A)

引用文献 (19件)：

• 1) T. Ohno, K. Sarukawa, and M. Matsumura, New J. Chem., 26, 1167 (2002).
• 2) M. Lazzeri, A. Vittadini, and A. Selloni, Phys. Rev. B, 63, 155409 (2001).
• 3) H. G. Yang, C. H. Sun, S. Z. Qiao, J. Zou, G. Liu, S. C. Smith, H. M. Cheng, and G. Q. Lu, Nature, 453, 638 (2008).
• 4) M. D’Arienzo, J. Carbajo, A. Bahamonde, M. Crippa, S. Polizzi, R. Scotti, L. Wahba, and F. Morazzoni, J. Am. Chem. Soc., 133, 17652 (2011).
• 5) T. Tachikawa, S. Yamashita, and T. Majima, J. Am. Chem. Soc., 133, 7197 (2011).

タイトルに関連する用語 (6件)： 光触媒 ,  研究 ,  表面構造 ,  反応場 ,  ナノ構造制御 ,  酸化チタン光触媒