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J-GLOBAL ID：201302285007310756   整理番号：13A0291192

酸性雨ストレスなどから緑環境を保全-酸性水灌水がクロマツの生長へ及ぼす影響-

著者 (4件)： 福山厚子 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  長谷川和久 (石川県大) ,  木下栄一郎 (金沢大 環日本海域環境研究セ) ,  奥野正幸 (金沢大 大学院自然科学研究科)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 88  号： 2  ページ： 225-231  発行年： 2013年02月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 環境省の平成21年度酸性雨モニタリングでは,全国平均値でpH4.76の酸性雨が観測されている。石川県金沢市でも同年度に平均値pH4.58を観測した。酸性雨が植物に影響することは知られている。ここでは,酸性雨がクロマツ苗の生長に及ぼす影響について,約2年間に週1回酸性水(pH3.5希硫酸)を灌水して調査した。その結果,貝化石を堆肥とした樹の伸長量と葉数に有意差が見られ,灌水しなかったマツに比して,生長の抑制や葉色が淡く,根の菌糸が少なかった。試験結果から,緑環境維持,保全における土作り,肥沃度向上の重要性が示唆された。

シソーラス用語： *酸性雨 ,  *環境保全 ,  *クロマツ ,  監視 ,  pH【水素イオン指数】 ,  成長解析 ,  硫酸 ,  散水 ,  動物化石 ,  *堆肥 ,  植物被害 ,  成長阻害 ,  苗木 ,  植物成長 ,  石川県
準シソーラス用語： pH値 ,  モニタリング ,  *貝化石 ,  潅水 ,  希硫酸 ,  金沢市 ,  事例紹介 ,  生長分析 ,  苗木成長

分類 (2件)： 自然災害  (FC04020J) ,  動植物被害  (SB03080A)

引用文献 (16件)：

• 石川県.平成21年度環境大気調査報告書.第5章 酸性雨調査結果.
• 環境省酸性雨長期モニタリング報告書.平成21年度酸性雨調査結果について.
• Bartlett R. J. and Riego D. C. 1972. Toxicity of hydroxy aluminum in relation to pH and phosphorus. Soil Sci. Vol.114: 194-200.
• E.ヘニッヒ(中村英司訳)2009.生きている土壌,腐植と熟土の生成と働き.pp.51-52.社団法人農山漁村文化協会.
• 土壌微生物研究会編2004.新編土壌微生物実験法.p.15~16.株式会社養賢堂.

タイトルに関連する用語 (9件)： 酸性雨 ,  ストレス ,  緑 ,  環境 ,  保全 ,  酸性水 ,  灌水 ,  クロマツ ,  生長