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J-GLOBAL ID：201302285012743156   整理番号：13A0658443

イネソフトグレインサイレージの省力的な調製技術

Labor Saving Preparation Technology for Rice Soft Grain Silage

著者 (3件)： 藤井友子 (山口県農林総合技術セ) ,  秋友一郎 (山口県農林総合技術セ) ,  岡村由香 (山口県農林総合技術セ)
資料名： 山口県農林総合技術センター研究報告  (Bulletin of the Yamaguchi Perfectural Agricultural & Forestry. General Technology Center)
号： 4  ページ： 55-60  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： Z0134B  ISSN： 2185-0437  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 飼料用米を低コストで省力的に利用するため,ソフトグレインサイレージの調製方法を検討し,その栄養性や保存性を調査した。60リットル容プラスチックドラム缶を用いた調製では,添加剤なしでも6カ月間の貯蔵が可能であった。小型のポリ袋を用いた調製では,添加剤として,乳酸菌,糖蜜,乳酸菌+糖蜜及び無添加の4種類で比較したところ,乳酸菌+糖蜜を添加した場合が,最も発酵品質が良好であった。各処理区とも,調製9カ月後においてもpH値が上昇することなく発酵品質は維持していたが,サイレージの表面全体に白カビが発生し,飼料としての品質低下が起こったため,ポリ袋での調製では6カ月程度を目安に保存することが望ましいと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *サイレージ ,  飼料作物 ,  *飼料製造 ,  *プラスチック容器 ,  *袋 ,  サイレージ添加物 ,  飼料分析 ,  貯蔵安定性 ,  乳酸菌 ,  糖蜜 ,  添加物効果 ,  発酵性 ,  pH【水素イオン指数】 ,  かび ,  原価低減 ,  嗜好性 ,  家畜 ,  水分 ,  食物繊維 ,  炭水化物 ,  経時変化 ,  *籾
準シソーラス用語： *ソフトグレインサイレージ ,  可溶無窒素物 ,  粗繊維

分類 (1件)： 濃厚飼料  (FD07030S)

引用文献 (8件)：

• 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構).2012.飼料用米の生産・給与技術マニュアル〈2011年度版〉
• 金谷千津子・大川内康郎・国吉誠・吉野英治・丸山富美子.2011.イネ穀実サイレージめ実用的調製方法.富山県農林水産総合技術センター畜産研究所研究報告.1:23-26
• Peter McDonald, A.R.Henderson, S.J.E.Heron. 1995.サイレージの生化学第2版.(株)デーリィ・ジャパン社.東京.
• 中村弥・阿部正彦・小林寛.2005.乳用牛へのイネソフトグレインサイレージの給与技術.福島県畜産試験場研究報告.13:23-26.
• 須藤浩.1960.サイレージの調製と利用法(株)養賢堂.東京.

タイトルに関連する用語 (3件)： イネ ,  ソフトグレインサイレージ ,  調製