抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,大手プレハブ住宅メーカー9社の住宅事業開始当初の技術者に対してインタビューを実施し,社史や各社が保管する資料の分析と合わせて開発の実態および住宅の特徴を明らかにした。開発の実態については,開発を開始した経緯および開発に当たって影響を受けた建築や人物,開発体制・期間等を具休的に明らかにした。また,開発体制を見ると,限定された期間・人員による集中的な開発が行われており,国内外の建築家,研究者,他プレハブ住宅メーカーなどの協力・助言を得ながら,設計や性能の検証を行っている。次に,住宅の特徴については,初期のプレハブ住宅らしい外観から,一般に受け入れられやすいものへ変化する事例が多い。このように躯体構法,モデュール,販売手法などで共通した変更が初期に見られる一方,軽量鉄骨系先行3社の軸組とパネルの関係に代表されるように,各社が初期に決定した構法が,他社との差別化や既存の営業手法・生産設備との関係によって,現在まで用いられ続けている事例も見られた。