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J-GLOBAL ID：201302285866894344   整理番号：13A1303662

愛媛県中山間地域における夏季のトマトポット育苗において渓流水を活用した低コスト根域冷却技術の開発

著者 (4件)： 木下貴文 (農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究セ) ,  安西昭裕 (愛媛県農林水研) ,  河内博文 (愛媛県農林水研) ,  長崎裕司 (農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究セ)
資料名： 近畿中国四国農業研究  (Kinki Chugoku Shikoku Agricultural Research)
号： 22  ページ： 33-36  発行年： 2013年03月30日 
JST資料番号： S0040B  ISSN： 1347-6238  CODEN： KCSNAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 愛媛県の中山間地域における黒色ポリポットを用いた夏季高温期のトマト育苗において,渓流水を活用した簡易・低コストな根域冷却処理が苗の生育・活着および果実収量に及ぼす影響について検討した。根域冷却はポットの脇に設置した塩ビパイプ内に約16°Cの渓流水を掛け流すことで行った。昼間(9:00~17:00)の冷却によって,地上部・地下部とも苗の生育が促進され,活着が良くなることが明らかになった。さらに,育苗期の根域冷却によって果実収量も増加することが明らかとなった。これらの結果から,本試験の環境条件下におけるトマトのポット育苗において,9:00~17:00に培地中央部の根域を冷却時間帯の平均で2.3°C冷却することで苗の生育が促進され,低段密植栽培における果実収量も増加することが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *トマト ,  *育苗 ,  *根圏 ,  *冷却 ,  作物収量 ,  植物成長
準シソーラス用語： 果実収量 ,  活着 ,  *渓流水 ,  根域 ,  *根域冷却 ,  作物生育

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  作物栽培施設  (FB03040V)

引用文献 (21件)：

• 1)藤井健雄・伊藤 正・椎名不二雄・湊 莞爾:千葉大園学報,10,59-70,1962.
• 2)藤重宣昭・杉山直儀・尾形亮輔:園学雑,60,97-103, 1991.
• 3)Ikeda, T., K. Yamazaki, H. Kumakura and H.Hamamoto:HortScience,42,88-90,2007.
• 4)石川順也・山中正仁:兵庫農技総セ研報(農業),57, 15-18, 2009.
• 5)岩瀬博貞・杉浦悟・矢部和則・桜井雍三・大須賀源芳:愛知農総試研報,15,204-210,1983.

タイトルに関連する用語 (10件)： 愛媛 ,  中山間地域 ,  夏季 ,  トマト ,  ポット ,  育苗 ,  渓流水 ,  活用 ,  根域 ,  開発