抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ポリアニリンは導電性ポリマの代表的物質であるが,近年,その酸化状態により色調が変化することが見出され,研究の関心が高まっている。著者等は,この酸化状態を制御する方法として酸化剤と還元剤を接触させることを試みておりいくつかの知見を得ている。本研究においてはこの知見に基づき,ポリアニリンを酸化透過性透明高分子膜で包み,通過する酸素の量で色調を変化させる試みを実施した。分子量および厚みの異なるポリエチレン(HDPEとLDPE)およびポリプロピレン(PP)で電解重合による還元型ポリアニリンを包んだサンプルを調製し,空気暴露による色調変化を測定した。この結果,調製したサンプルは所期の色調変化があることを確認し,組み合わせにより10日から3か月以上の時間表示が可能であることを明らかにした。