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J-GLOBAL ID：201302286885390019   整理番号：13A0701109

現代日本の森林管理と制度・政策研究-林野行政における経路依存性と森林経営に関する比較研究-

Study on Forest Management and Forest Policies in Contemporary Japan: A Comparative Study on the Path Dependency and Forest Management of Forestry Administration

著者 (1件)： 志賀和人 (筑波大 生命環境系)
資料名： 林業経済研究  (Journal of Forest Economics)
巻： 59  号： 1  ページ： 3-14  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： L7477A  ISSN： 0285-1598  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1990年代以降,国際的に森林法改正や行政組織の再編が進展しているが,日本は1951年森林法と林野公共事業を主体とする政策体系を維持している。本論文では,現代日本の森林管理制度について,その枠組みと経路依存性を検討し,森林・林業再生プランの想定する経営主体の実態を検討した。2001年森林・林業基本法に基づく森林・林業基本政策は,「森林の多面的機能の発揮」を「林業の持続的かつ健全な発展」を通じて,実現することを目的とするが,「望ましい林業構造の確立」を担うことが期待されている経営主体は,経営の安定性と継続性を欠いている。また,地域森林管理の脆弱性に関して,日本の森林法の枠組みと行政組織の役割に注目し,スイスとの比較からその問題点を指摘した。森林・林業再生プランは,森林・林業基本政策のサブステージと規定できるが,その政策手法は1951年森林法体制の限界性を克服できていない。(著者抄録)

シソーラス用語： *林業 ,  *森林計画 ,  持続可能な開発 ,  政策 ,  公共事業 ,  森林管理 ,  *森林・林業政策 ,  *産業
準シソーラス用語： 森林経営 ,  森林政策 ,  林野庁 ,  *林業政策

分類 (1件)： 林業政策  (FF01020X)

引用文献 (61件)：

• Food and Agriculture Organisation of the United Nations (FAO). Global Forest Resources Assessment. 2010
• 石井寛. 『森林・林業の再生に向けた改革の姿』に対する意見. 日本森林学会北海道支部論文集. 2011, 59, 109
• 石井寛. ドイツからみた林業基本法および森林・林業再生プランの特徴と評価. 山林. 2012, 1533
• 泉英二. 「森林・林業再生プラン」に基づく林政の再検討I. 山林. 2012, 1539
• 泉英二. 「森林・林業再生プラン」に基づく林政の再検討II. 山林. 2012, 1540

タイトルに関連する用語 (8件)： 日本 ,  森林管理 ,  制度 ,  政策 ,  研究 ,  行政 ,  経路依存性 ,  森林経営